はじめに
「幸せって、なんだろう?」
そんな問いかけに、そっと寄り添ってくれるような一冊に出会いました。
今回紹介するのは、住野よるさんの『また同じ夢を見ていた』
『君の膵臓をたべたい』で有名な著者の作品で
優しくも不思議な物語が心をじんわり温めてくれます。
あらすじ(ネタバレなし)
主人公は、小学生の少女「ナナミ」
ちょっと大人びた一面があり、周りから浮いてしまうこともある女の子です。
そんな彼女が
・変わったおばあさん
・猫と暮らす女性
・橋の下に住むホームレスの少女
と出会いながら、「幸せとは何か」を考えてきます。
日常と少し不思議が入り混じる世界線で、読んでどこか懐かしい気持ちになります。
印象に残ったポイント・感想
✅「幸せ」の定義は人それぞれ
「幸せとは、自分で選択できること。」
この言葉が、とても心に残りました。
誰かに決められた幸せではなく、自分の意思で選び取ること。
それこそが本当の”幸せ”なんだと、この作品を通じて改めて気付かされました。
日々、周りの価値観に流されがちな自分にとって、この言葉は
静かに背中を押してくれるようでした。
✅子供視点だけど、大人にも刺さる
「あの日から問いかけられているような気がする今自分は”幸せ”なのかって。」
この言葉を読んだときから自分にも言い聞かせることがあります。
・今、ブログを書いている自分は幸せなのか
・会社で仕事をしている時間に幸せを感じるか
この問いがYesならこのまま続けていきます。
もしNoならどうしたら幸せな気持ちになれるかを考え、行動していく
行動することが苦手な自分にとっては行動の原動力となるような言葉です。
こんな人におすすめ
⭐️優しい気持ちになりたい人
⭐️日常に少し疲れている人
⭐️自分の”幸せ”を見つめ直したい人
読みやすくて、文字数も少なめなので、読書が久しぶりな人にもおすすめです。
まとめ ”幸せ”はちゃんと自分の中にある
『また同じ夢を見ていた』は、
読んだ後に「大丈夫だよ」と言ってもらえるような、
そんな気持ちにさせてくれる本でした。
静かな読後感と、心に残るメッセージが詰まった一冊。
ぜひ、あなたの手で読んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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